ブログ20 【アーカイブ】  リオが終わって次は東京 盛り上がるかスポーツツーリズム(2016年8月期)

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タイトルカット 今年7月の第73回「安倍川花火大会」(会場から2㎞ほど離れた自宅ベランダで撮影)

ちょうど10年前の今ごろ、ちまたはこの話題でもちきりでした。「2016ブラジル・リオデジャネイロオリンピック」。31回目の夏季五輪で、南米開催は初めて。会期は8月5~21日の17日間でした。

今も記憶に残るのは体操男子個人総合優勝の内村航平さんか、レスリング女子フリースタイル53kg級惜しくも決勝敗退の吉田沙保里さんか。

折しも訪日外国人が大きく増え始め、日本の観光がクローズアップされた時期に重なり、私も自動車関係団体会報で「スポーツツーリズム」を取り上げました。

金12、銀8、銅21、史上最多の41個のメダル。リオオリンピック、本当に盛り上がりましたね。

印象に残ったのは、卓球・水谷隼選手の「表彰台は富士山より高かった」の名セリフ。  私も負けないよう、印象に残るブログを書きたいと思います。ムリか!?

「スポーツで地域を元気に」が合言葉

閉会式では、五輪旗がリオのエドゥアルド・パエス市長から国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長を経て、小池百合子東京都知事に引き継がれました。

世界有数のメガシティ・リオでは2016年夏季五輪をきっかけに都市インフラが整備され、国際観光都市らしく世界各国から来訪客が訪れるようになりました=Rio Olympic Games free imagesサイトから=

4年後の東京五輪を視野に、日本各地で盛んになってきたのがスポーツを地域観光振興につなげる「スポーツツーリズム」。その可能性を探ります。

まずは観光庁の基本姿勢から。「観戦するスポーツ、参加するスポーツに加え、スポーツを支える人たちとの交流や、旅行者が旅先でスポーツを楽しめる環境の整備」が、同庁スポーツ観光室によるスポーツツーリズムの定義です。

スポーツツーリズムにはどんな特徴があるのでしょうか。

日本を訪れる外国人観光客は大幅に増えていますが、外国人が行くのは、相変わらず東京~富士山~関西のゴールデンルート。その点、スポーツ観光は地方への誘客効果が期待できます。

スキーなら北海道や東北、信州、ゴルフなら夏は北海道、冬は九州と、訪日客の経済効果は全国規模に広がります。

次の来日ではスポーツを楽しみたい

スポーツツーリズムの可能性を示すのが、観光庁の訪日外国人消費動向調査です。

訪日客に聞いた「次回の訪日旅行で体験したいこと」の質問では、自然体験、スキー・スノーボード、スポーツ観戦(相撲、サッカーなど)の回答割合が、いずれも2割前後に達しました。

地方圏でスポーツツーリズムの成功例とされるのが、北海道ニセコ町や長野県飯山市です。

ニセコ町にはスキー・スノボ観光を中心に年間9万人近くの外国人(延べ宿泊者数)が来訪。飯山市は延長80㎞に及ぶトレッキングコース(信越トレイル)を整備し、数多くのウォーキング愛好家がやってくるそうです。

オリンピックと観光の関係、1998年以降の開催都市をみれば、アメリカ・ソルトレークシティ(2002年冬季)と中国・北京(2008年夏季)を例外に、五輪後には観光客が増えました。

これが「五輪のレガシー(遺産)効果」。観光庁はスポーツツーリズムで、五輪のインバウンド効果を継続させる考えです。

オリンピック前年の「スポーツホスピタリティー」にも注目

2019年ラグビーW杯でメーン会場の一つになった味の素スタジアム。開幕戦の日本vsロシアなど8戦が行われました

最後にスポーツツーリズムに関連するホットな話題として、「スポーツホスピタリティー」を取り上げましょう。

昨年のラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会では、日本が予選ラウンドで優勝候補の南アフリカを破る大金星を挙げました。

次回W杯が開かれるのが2019年の日本。大会にあわせ、世界からのラグビーファンを特別プログラムでもてなすのが、スポーツホスピタリティーです。

W杯の開催期間は約1カ月半に及び、五輪などに比べて長いのが特徴です。ファンは期間中ラグビー漬け。チームが敗退するまで日本に滞在する〝追っ掛け〟も相当数います。

熱心なファンを、開催国がもてなすのがスポーツホスピタリティー。イングランド大会のホスピタリティーは、キックオフ3時間ほど前にスタートしました。

スタジアム内の特別室を会場に、一流シェフが腕を振るった料理を提供。参加者は、ひいきのチームやラグビー談義に花を咲かせます。

試合観戦は特等席で。横に付いた専門家が解説します。

イングランド大会の特別プログラム付き観戦料は、日本円換算で約30万円。かなり高額ですが、参加したファンの満足度は非常に高いのです。

訪日観光の視点でみれば、スポーツホスピタリティーは「日本大好き」なラグビーファンを増やします。試合は地方都市中心に開かれる予定で、経済効果は地方に広がります。

2026年8月追記 ほぼ10年ぶりで読み返せば内容は本ブログ通りながら、「新型コロナ」という想定外が発生したことで、東京オリンピックは当初予定の2020年開催が1年先送り。おまけに無観客になり、スポーツツーリズムは〝絵にかいた餅〟に終わりました。

しかし、コロナ収束とともに訪日観光人気が復活。スポーツツーリズムも訪日リピーター拡大などの点で成果を挙げます。今後の日本での国際スポーツイベントでは、2027年5月に誰もが参加可能な「ワールドマスターズゲームズ2027」が関西一円で開催されます。

    

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