ブログ40 【書き下ろし】  ♪三百六十五歩のマーチ、恋のバカンス、愛して愛して愛しちゃったのよ、いつでも夢を…… 愛は地球を救い、昭和歌謡はシニアを救う!?(2026年10月記)

書き下ろし
タイトルカット 拙宅近くを走る国道1号線静清バイパス。静岡と清水、そして東名間、東阪間をつなぐ人流・物流の大動脈です

今さらの話ですが、昭和歌謡ブームきてます。

映像配信を手掛けるエイベックス通信の2022年市場調査によると、「昭和歌謡を好んで聴く」の肯定派は全ての世代トータルで83%。シニアの回答なら理解できますが、昭和をよく知らないはずの30歳代も85%が「昭和歌謡を聴いている」とします。

昭和歌謡の魅力、「親しみや温かさ」、「歌詞やメッセージに共感できる」と知れば、昭和に青春を過ごした一人として「なるほど」とうなずかされます。

本ブログは一ひねりして、シニアの体力維持・強化につながる令和の〝昭和のうた〟を考えました。

BGMは「三百六十五歩のマーチ」

今のヒット曲を知らないおじさん・おばさんも昭和歌謡ならムリなく歌えます=イメージ=。ネット情報によるとカラオケボックスの人気曲は「また遭う日まで」(尾崎紀世彦さん)、「ラブ・イズ・オーヴァー」(欧陽菲菲さん)、「ブルー・ライト・ヨコハマ」(いしだあゆみさん)etc

2019年に左膝の人工関節手術を受けた私は、長年住み慣れた千葉県習志野市と移住先の静岡市葵区で、それぞれ地元公民館の体操教室に通った(静岡市は今も)ことをブログ19でご報告しました。

体操教室は千葉、静岡とも1回1時間で、習志野は「てんとうむし体操」、静岡は「しぞ~かでん伝体操」のオリジナル体操を中心に、ラジオ体操などを組み合わせてプログラムを組みます。

習志野で体操の最後が「三百六十五歩のマーチ」。70歳以上の方ならご存じ、熊本出身の歌手・水前寺清子さん(愛称はチータですね)、1968年のヒット曲です。

1964年デビューの水前寺さん、正統派の演歌一本でしたが、三百六十五歩――から歌謡曲調にもレパートリーを広げ、「ありがとうの歌」、「いつでも君は」といった〝人生の応援歌〟に新境地を開きました。

三百六十五歩――は永遠のスタンダード。1990年代にはアニメ主題歌やテレビCM曲に採用され、水前寺さんはロックバンドとの共演も果たしています。

最近では「♪1日1本、3日で3本」のキャッチコピーも印象的な、〇ントリー健康飲料「胡麻ごま麦茶」のCMソングは同曲の替え歌。俳優の高橋克実さん、お笑いタレントの飯尾和樹さん(やすさんとのコンビ名は「ずん」で、ずん飯尾さんとも)が歌います。

曲調が「マーチ」ですから、高齢者体操のBGMにピッタリ。YouTubeで検索するといくつかのバージョンがあるようですが、習志野版は見当たらないので、公民館オリジナルかもしれません。立って体を動かします。

静岡版はフィットネスインストラクターが考案 

移住した静岡にも昭和歌謡体操がありました。こちらは「恋のバカンス」、「愛して愛して愛しちゃったのよ」、「いつでも夢を」の3曲。いすに座ったまま、体や手足を動かします。

恋のバカンスはザ・ピーナッツの歌唱で1963年、愛して愛して――は和田弘とマヒナスターズ&田代美代子さんで1965年にそれぞれヒットしました。いつでも夢をは昨年亡くなった橋幸夫さんと、吉永小百合のデュエットで1962年に第4回日本レコード大賞を受賞しています。

静岡版はネットで調べたら商品化(DVD)されていました。タイトルは「たいそうの時間ですよ!! Vol.1昭和歌謡三昧ざんまい」、キャッチフレーズは「懐かしの歌謡曲で脳とカラダがイキイキ!!」。

DVDケースに「映像を流すだけ」、「現場ですぐに使える」のフレーズがあるので、全国の高齢者体操教室やグループホームで流すことを前提に制作されたようです。

体操の指導は岡本正一まさかずさん。兵庫県中南部の稲美町でフィットネススタジオを運営します。健康運動インストラクターの養成と派遣、障がいを持つ方の健康体操指導にもライフワークとして取り組みます。

お歳は分かりませんが、プロフィールには「介護施設での運動指導歴20年」とあるので。ひょっとしたらシニアの私とも大きく変わらない年齢かもしれません(この部分、失礼があったらお詫びいたします)。

令和に生きるリズム歌謡はアメリカにもあった!! 

高齢者施設ではモニターにDVD映像を映しながらみんなで体を動かします。もちろん空想(妄想?)ですが、50年後の高齢者ホーム、「好きすぎて滅!」(M!LK)や「ケセラセラ」(Mrs. GREEN APPLE)をBGMに体操してるかも

シニア体操のBGM4曲、数ある昭和歌謡でも「リズム歌謡」と呼ばれたりします。

リズム歌謡を代表する歌手が橋幸夫さん。作詞・作曲家がレコード会社に所属していた当時、橋さんはもっぱらビクター専属の作曲家、故吉田正さんの楽曲を歌っていました。

吉田さんは、1960年代初めにアメリカとヨーロッパを訪問してエレキブームを予感。「恋のメキシカン・ロック」、「CHE CHE CHEチェッ・チェッ・チェッ」、「あの娘と僕(スイム・スイム・スイム)」といったビートMaxの名曲を世に送り出しました(「いつでも夢を」はリズム歌謡といえないかもしれませんが)。

水前寺さんやザ・ピーナッツ、マヒナもあわせ、リズム歌謡の名曲、60年前後経過した現在もカラオケボックスで愛唱され、シニアの健康増進にも一役買います。 

ラジオ体操にない特徴といえば、歌いながら体を動かせる点(実際の教室では、歌いながら体操する方はほとんどいらっしゃらないようです。日本人は恥ずかしがりや!?)。

最後に素朴な疑問。懐メロがバックの高齢者体操って外国にもあるの? YouTube検索してみたら「チェアヨガ」、「チェアエクスサイズフォーシニア」、「シーティッドカーディオ(Seated Cardio=座っての有酸素運動)」などのタイトルで、ゴマンとアップされていました。

BGMは「スループ・ジョン・B」(ザ・ビーチ・ボーイズ)、「シュガー・シュガー」(ジ・アーチーズ)、「雨を見たかい」(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)といったシブ目も含む60~70年代のヒット曲。動きも日本と同じです。

リズム体操による高齢者の健康維持、世界共通なんですね。 

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